リモートで成果を出せるチーム作りについて。合同会社コベリンにインタビュー受けた
昨日、半年ぶりにブログを更新した。 フルリモートでの働き方についての記事だが、そのあと早速インタビューの依頼を受けた。
突然失礼します! 合同会社コベリンという会社の者なのですが、今弊社でリモートワークやリモート会議での課題について調査していましてフルリモートチームでの開発をされているとの事で宜しければ30分程zoom などのオンライン越しで構いませんのでお話を聞かせて頂けませんか?
— みろなる |∀・꒱.。oO (☕️🍷) (@mironal) 2018年10月22日
DMでやりとりして日程調整して、さっそく今日の午前中にインタビュー受けた。
このあたりの軽いノリで打ち合わせれるのがオンラインミーティングのいいところ
はじめての相手との打ち合わせるときでも、アジェンダは必須
前の記事でも書いたが、打ち合わせるという行為は目的がないといけないので、
何を聞きたいかを簡単にまとめてもらうようにしている。
もちろん、初対面の相手にアジェンダを求めて嫌われたらどうしよう??とかの乙女心もなくはない。
だがしかし、仕事に限って言うと、中身のない議論や意味を見いだせない時間を使えるほど人生は長くない 。
そこは、割り切ることにしている。
今回打ち合わせした、@mironalさんはそのあたり丁寧にアジェンダをまとめてきてくれたので、
こちらも事前に内容を調査できてスムーズに話せてとても良い感じだった。
事前にまとめてもらうことで、相手の会社のことやサービスを知ることができて、
実は、共通の知人がいたりすることもわかったりするのだ。
そうすると、打ち合わせのはじめから盛り上がらないわけがない。-> 盛り上がった。
リモートワークしてるメンバーと、会社に来てるメンバーの温度差や情報格差をどうやって解消してるか?
インタビューの中で、このあたりの話が一番気になっていたようだし、
世の中的にもみんな関心があることかもしれない。
で、俺の答えは
会社という物理的なオフィスを用意していないので、そういう問題に直面していない
というのが率直な答えだ。
どういう会社をつくっていくかにあたり、個人的に仲良くさせてもらっている、
NCDC代表のRoy_S_Kimさんが言ってくれた、
みんなフルリモートの方が温度差でなくてやりやすいよ。というアドバイスをそのままパクってる。
リモートワークを導入すると、会社に来ているメンバーとそうでないメンバーの情報格差が発生してしまう。
これは、歴然とした事実なんで、一番の解決策は、みんなリモートワークで成り立つ仕組みを作っていくことだろう。
とは、いいつつも、以下の点を考慮すると
リモートワークしているメンバーと会社に来ているメンバーの差を解消できると思う。
一緒に仕事をしているメンバーの想いを聞く
リモートワークの問題は、単に場所の違いの問題ではないことが多い。
実は、リモートワークでうまくいかないから、会社に来てもらってうまくいくとは限らないのだ。
UZUMAKI でもそうなのだが、メンバー同士が元々仲が良く、プロとしての信頼関係があるのを
前提としている。
つまり、リモートワークのやりにくさというものは、
リモートワークだとプロジェクトメンバーの信頼関係の弱さが明るみに出るだけであって、
問題がある場合、会社に来てもらってどうにかなる問題ではない。
コミュニケーションに問題があるなあと感じたら、サクッとプライベートで飲みに誘って、悩みを聞いたり、
サポートできることはないかを真摯に聞く。
普通のいい会社がやっていることをやっていけばいいと思う。
常に、 メンバーの心理的安全が確保されているか? を気遣うだけでだいぶ状況は変わってくるだろう。
Slackなどのチャットで会話するときは、「てにをは」に気をつけたり、前提を伝える習慣をつける
この話は、うちのCTOの@kon_yu がいつも言ってくれてる話で、
特に、エンジニアは、前提をすっ飛ばしたり、変な日本語で話をしたりすることがあるし、俺もたまにやらかしてしまう。
リモートワークだと、空気というものが存在しにくいので、
「こういうことを想定して〇〇さんは話されてると思いました」とか、
「自分は、前に△△と話していてみんなの共通認識だと思ったので、今の提案をしてます」など、
一言を添えるだけで、グッと距離が近づいたりする。
情報は、常にオープンにするというスタンスでいる
うちの会社では、esaをドキュメントのツールとして使っている。
マークダウンで書くことができて、エンジニアにはとても使い勝手がよいこと、
WIPという概念を全面に出していて、書きかけでもとりあえずアウトプットしようとか、
ドキュメントを見れる権限というのがみんな統一なのでフラットなチームに向いている。
リモートワークは、性善説ベースで情報をほぼメンバーに公開するのがよい思う。
もちろん、クライアントとの守秘義務に応じて、きちっとした対応もする。
情報が公開されているということで、メンバーに疎外感を感じなくなるようにする仕組みは大切だ。
今回、インタビューを受けたコベリンさんでも、
議事録に特化したfacilioというドキュメントツールを作ってるみたいなので、試してみるのも面白そう。
新しいサービスを知ったら、とりあえず触ってみる。
人の出会いだけでなく、こうしたサービスとの出会いも大切にしていければなと思う今日このごろ。